Clover Beauty Blog
15年で迎えた引退
人に寿命はあるように物にも寿命がある
クローバーのオープンから15年
ずっと支え続けてくれた
めがね置き
そう。めがね置き
僕が来た時にはすでにあった
僕よりセンパイだ
はじめの頃は、メガネ置きていうか、
おしぼり置きじゃねーか!と思う時もあった
年月がたって、当たり前のようにメガネが置かれている姿を見て、間違っていたのは僕の方だったと気づいた。
「ゴメンね」って声をかけた
時代が進んで、みんながスマートフォンを持つようになった
気がついたら、メガネ置きだったコイツはスマホ置きに進化していた
誰に何を言われた訳でもなく、勝手にスマホ置きに成長していたのだ
二年、三年とスマホとメガネを置く日々が続いた
更に財布や鍵までのっかる日もあった
頑張ってるな!コイツの姿を見て励まされた事もあった
でも、
もっとはやく気づいてあげればよかった
「イタイ、イタイ」っていうコイツの心に
いや、気づいてた。気付かないフリをしてただけだった
しっかりとコイツに目をむけてやると、身は削れ、骨のようになっていた
もう限界かもしれない
いや!もしかしたら子供用のワラジみたいに生まれ変われるかもしれない!
延命を望むのか、このままスマホ置きとして成仏するのか迷いに迷ったが、
「堪忍してくれ」
かすれるような声が聴こえたので三体重ね、毛利三兄弟の三本の矢の法則を使い、最後にメガネ置きとして全うさせてやった。
時代を刻んだメガネ置き
先輩が築いた礎の上に、新しい『ほにゃらら置き』がやってきた
重ねたそれは、まるでジェンガのような
ばらしたそれは、方舟のような佇まいだ
なんと凛々しい佇まいか
さすがあのスエーデンがつくったイケーアの一品
これに、昨日バビホームで買った合皮を張ってやる!
シャッキーーーーーン!
まるで豪華なホテルの風呂にでもはいってるようなゆとりじゃないか!
それもそのはず!
コイツはこれから
こんな事や
こんな事!
はたまた
こんなものでもいれられる、懐深き『ほにゃらら置き』になってもらいたいんだ!
頑張ってくれよ!
今までありがとな!
おしぼり置き…
ラオウの如く、誇り高くあれ!
2019-1-31