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四国旅【中編】

2024-3-5

  • 四国旅【中編】
  • 四国旅二日目

    昨晩眠りについたのはAM2時だったが旅先での朝ははやい

    5時には起きて一日の準備をする

    一日目の流れはこちらから

    7時前にチェックアウト

    スタバあるかな〜と調べたら、意外と近くに三件あった。

    海にほど近い河口付近。徳島のベイエリアが近いのか船がたくさん泊まってる

    今日は長い旅なので朝からほうじ茶ラテをスタバに買いに行く。まだまだスタバに慣れてないし、あたりまえじゃないから「スタバで買うんだ」という意識がある。ドライブ前にスタバのラテ買って出かけるなんて、なんて洒落オツなんだろうと思いながら買ってしまう
    店員さんにも「おはようございます!」「どーも」とか言って紳士のふりをする。スタバを買う紳士を演じるのも楽じゃないぜ‼️



    今日のルートはこれだ

    国道439号線 通称ヨサク

    山の道 山しかない道 まさに与作が木を切ってそうな道だ

    この道で山間の一本道を抜けて高知県に入ろうと思う

    徳島市内はキレイな道路が続く。高速のインターもあり整備されているんだろう

    百名山のひとつ 『剣山』

    そこにつながる道でもある(美馬市側から入ったほうが近いけど)
    ほどなくして『道の駅 神山』
    これ以降買い物するところがないらしいので、念のため五目巻きとばってら(鯖の押し寿司)を買っていく
    色々売ってるけど旅先で野菜を買ってもしかたない

    二車線道路を快適にドライビング‼️




    …というのも束の間

    速攻で集落エリアの激せまな道になった

    それ以降はずっと1車線

    片側1車線じゃない。1車線だ。いつだって譲り合い。ゆずりあい徳島なのだ

    ひたすらこの道を10kmくらい走った


    すると予習していた時に見た場所が

    『川井峠』

    森林の中を駆け抜けた先はこれから行く道を一望できる場所だった

    あっちに行くのかな?

    すごい雪かぶってるけど…
    峠からの数キロ急勾配のくだり。

    これは…この先も高知までずっとこの細い山間部を上り下りするんだろうか
    子鹿のバンビでてきた

    分岐点となる三叉路

    グーグルマップでルートは調べてあったけど、とりあえずここまで車のナビを設定しておいた

    はてさて。この先はどんな道を進みましょうかね。とナビを設定するも高知に突き抜ける道が出ない…
    ヤフーナビを出すも道が出ない…

    全部通行止めになっとるやんけ…

    どうなっとるんや!おっさん‼️

    この先徳島に縦に抜ける山道も、そのまま西へ抜ける道も通行止めになってるらしい

    もうグーグル先生なんて呼ばない。ちくしょう…

    この先の2ルートともに潰されていた


    そしていま来た道バックしろよ。けっこう戻れよ。みたいなルートを作成している…

    ただの道ならいいけど、道細いんだよ。徳島の国道よー。ふざけやがって…


    はっ!これはもしかして試練なのかもしれない‼️

    今回の旅の目的はなんだ⁉️町を知ることじゃないのか‼️

    はじめてとおる道、はじめてくる場所、どんな場所かもわからない、おもいどおりになんていかないかもしれない。そんなときどうする?迷って考えて新しい道を切り開いていく、そうやって先に進んでいくんじゃないのか!

    オレ…間違ってた。大事なもん忘れてた。他人が記した道しるべ頼って、間違ったら他人のせいにして、悪態ついてさ。全部自分でえらんだんだろ。


    ごめんよ…ぐーぐる先生


    ちくしょう。おしっこいきたい

    バックしてまたさっきのとこくるみたいな

    もと来た道をもどり、山道を北上して吉野川沿いの国道にでる

    昨日とおったよ。ここは
    つるぎ町の道の駅
    色々あったけどなんか買いたいもんなかった

    パンフレットはもってかえる


    結局車で朝買ったばってら食べる

    その後はずっと国道を西へ西へ

    すると見慣れた名前の文字が

    いつも取り寄せてるうどんとそうめんのメーカーやんけ!

    以前いただきものでおいしかったから通販で買ってたけど、こんな出会いかたをするなんて!
    直売所で買いたかったけど、そうめんなんてカバンの中でボキボキに折れるからやめた

    鉄道と並走して走り、徳島線と土讃線が交わるあたり

    高校野球の名門 池田高校の地 阿波池田まできた

    いい加減腹が減ったので昼食をとることにする

    『味で勝負する 豚太郎』

    とても力強い言葉だ

    味噌ラーメンと半チャンセットで勝負だ!

    これは!

    めちゃくちゃどうでもいいレベルの味だった…

    申し訳ない。


    ただ。熟女に紛れてなぜかめっちゃ可愛い娘が働いてた。プロデューサーだったら「ちみ、TOKYOで勝負しない?」と声をかけていたはずだ

    この先も国道と土讃線は並行して走る。吉野川とともに高知に向かうこの道は川の蛇行に合わせて道がカーブし、山肌に沿うように道路や線路がはしっている。

    『大歩危』『小歩危』と言われている渓流エリア

    これを山の裏側にまわると『祖谷』といわれる山深い渓谷エリアがある。ラフティングやカヌーなどのアクティビティが盛んな場所でもある。今日は時間がなくスルーするが是非また足を運んでみたいエリアなのだ

    そしてここは高知県との境目!


    ついに高知県へ!

    南国市の道の駅

    土佐文旦がいっぱい

    荷物になるから買えない!

    外に出た時変なメロディーが鳴ってたので見上げたら、気持ち悪いハゲがでてきた

    南国市は からくり半蔵こと、細川頼直の出生地なのだそうだ

    そして
    いよいよ!
    この橋を渡った向こう側に!

    海がある!!

    そして!
    この階段の先に!!

    デっ!

    デカくね!?

    なんかデカくね?

    こんなんデカイて知らんかったけど、会いたかったぜよ!

    龍馬パイセン!!

    棒高跳びの棒でもないと届かないくらい高い。上野の西郷さんの三倍くらいあるぜよ…

    折角だから記念撮影。これでセンパイコーハイの仲だ

    そして

    ここが桂浜

    そして現在、とても感慨深い気持ちになっている

    青く広がる空と陽が傾き茜色に変わろうとする空

    静かに砂浜に打ち寄せる波の音が聞こえるこの場所

    ここ高知県で、47都道府県をコンプリートした瞬間だった

    そんな場所で記念撮影


    新しいiPhoneはイイ。一眼レフも持ってきたが車にずっとしまったまま

    こいつひとつポケットに忍ばせれば望遠から広角まで広くカバーしてくれる
    ほんとに旅カメラとして優秀だ

    陽が暮れるまえに市内のホテルへむかう

    桂浜からは30分ほど

    路面電車が走ってる。地方の城下町は路電が多い

    チェックインして軽く汗を流して街へくり出す

    飲みにいく前に栄養剤を飲んだらカフェインが強くて嗚咽と胃液が止まらない…

    夕方6時前。まだネオンは輝いていないがこの街は熱い

    わかる。嗅覚がそう言っている
    今夜の一軒目はここ
    細い間口を抜けていく

    『酒亭 どんこ』

    今夜はひとり

    はじめての高知、そしてひとり酒。この一軒目がとても大事なのだ
    ここでどう高知を味わうか、ここで高知をどう受けいれられるか

    しっかり向き合うためにカウンターをお願いしておいた
    お通しは生しらすにネギともみじおろし、味付けはポン酢で仕上げてある

    こちらでは生しらすのことを『どろめ』というそうだ

    今夜の1杯目はサッポロの赤星でいく
    チャンバラ貝の塩煮

    マガキガイという巻貝の一種だが、蓋の部分が刀のように尖っていることからそう言うようだ。
    知らない名前の食材をお店の方に聞きながらアテを頼む。これぞ地方飲みの醍醐味。

    まってました!

    鰹のタタキ!!

    本場土佐のかつお。楽しみすぎて興奮するほどだ

    ビールを飲んでる場合ではない。

    サッポロの存在は少し席を離れていただき高知と向き合うのだ

    『美丈夫 舞 うすにごり』純米大吟醸

    高知県は安芸郡田野町のお酒。はじめていただく。とてもきれいなうすにごりだ。

    まずは塩を振っただけの素のカツオの旨みを味わおうじゃないか。

    パクッと…






    うーーーまーーいーーーーぞっーーーー!!

    なんだこれは?いままで食ってきたカツオがカツオじゃなくなった。あいつはこれからは磯野って呼ぼう

    表面は軽く炙られ香ばしさと口の中でほどけるような食感
    そしてこの分厚く切られたカツオを口の中で噛みちぎるとどうだ。むっちりもっちりとした食感。いや食感なんて言葉じゃおさまらない。南米のムッチムチのブラジリアンガールが口の中に存在するようだ

    日本酒はどうだ。

    うまい!

    美丈夫うまい!うすにごり美味い!!

    しっかりと酸の効いた微炭酸の飲み口、スッキリとした中にも米の香りが活きていることで魚の邪魔をすることなく少し口の中をすっきりさせてくれる。このチョイスは大正解だった。

    このたっぷりのネギとみょうが、あおじそ、そして輪切の分厚いにんにく

    カツオがもっと薄切りであればまとめて包んで口に放り込むがどうしたものか

    背後で店内の様子をみている女性に聞いてみた

    「全部のっけてバクっといくんです!美味しいですよ」

    そんなお姉さんにメロメロです。ではお言葉に甘えて全部の薬味にたっぷりにんにく、上からポン酢醤油をかけて大きくバクッと!

    嗚呼… さっきの南米ブラジリアンがサンバカーニバル踊り出しよったわぁ

    そういうことやったんか。このカツオと薬味のマリアージュは…

    高知とブラジルは繋がっとったんや。


    南米の人聞こえますかーーーー!

    そしてもう一品

    『鰹のはらんぼ』

    「はらんぼってなんですか?」ときいてみると、鰹の腹(ハラミ)の部位に該当し、まぐろでいう大トロ。一尾から一枚しか獲れない希少部位なんだそう。はらんぼは鮮度が命らしく、県外に流通することはほとんどないらしい

    そんな話を大将から聞かされたら頼むしかないではないか

    サッと柑橘を絞り、おろしに醤油をひとまわし。はらんぼにすこしおろしをのせてかぶりっ。

    表面は少し膜があり、食感はプリッとした身だ。感動するほどのうますぎるものではないが、塩や醤油を垂らして少し噛んでは酒を呑む。ちょびりちょびりとやるひとり酒のあては最高の時間をくれた


    中瓶一本に日本酒が二合ほど

    睡眠不足のカラダにほどよくアルコールがまわって心地いい

    〆には鯖の押し寿司を

    甘めの酢をきかせた米に昆布で巻かれた鯖がまろやかで、旨みのまとまりが一体となっている
    それをガリがそっと引きしめる。そんな一皿だった。


    ごちそうさまでした


    我が心に土佐あり。

    そんな気持ちにさせてくれた酒処であった

    1時間半ほどは楽しんだだろうか。あたりはすっかり暗くなり数多のネオンに明かりがついた


    「高知いいなぁ」

    この思いをもう少し感じていたい。

    最後に一軒。すこしこの街の話を聞かせてほしかったのでバーを探した

    Bar SELFISH

    この店のチャームは手作りのケーキ

    しっかりとお腹は満たされたのでデザートがわりに甘いカクテルでも飲みたいなとおもい検索したらこの情報があがったので一発できめた

    口が甘いものを欲していたので、生クリームをつかったこってりとしたカクテルを注文
    観光の方も楽しめるようにオリジナルの幕末偉人カクテルなんかもメニューにある

    はじめて高知にきたこと、この街のこと、明日の高知の楽しみ方の情報。いい情報がたくさん得られた。

    「〜やきい」「〜いっちゅう」など土佐弁がこぼれるマスターの人柄がとてもいい

    ふたつ隣に座っていた若いお兄さんは単身赴任で春日部から来てるという。埼玉県民はどこにでもいるのだ

    話しながら3杯ほどいただいたか


    明日も早いので早めにホテル戻ることにした

    9時過ぎ。ホテルにあるという大浴場

    屋上で洗い場も全てオール露天

    吹く風に酔いを連れ去られる二月の寒空



    明日の風にも吹かれますように…



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