2024-3-13
- 四国旅【後編】
外はまだ暗い
三連続5時起きはさすがに辛い…ツラいというかカラい。
からいということはアツいということか‼️マックスファイヤーーーー‼️‼️
今日も激アツで走り抜けるぜ!
前作はこちらから↓さっきまで真っ暗だったが、トイレ行ったりナビ設定してたら陽が昇ってきた
今日も早いのは訳がある。
いくつかの目的を果たしながら、オール下道でスタート地点の高松空港まで戻らねばならないのだ本日のミッション!
『カツオの本拠地に行く』と『仁淀川を見に行く』そして『かならずはじめての道で行く』
では出発Go!!
ホテルをでてすぐ 高知城だ‼️
昨日は遅くなって見れなかったから、姿だけでも見れてよかった。あれは絶対いい城だ。
高知城とうちの地元 滋賀長浜は関係がある。高知の人はどう思ってるか知らないが、一時 長浜城 城主であった山内一豊がこの土佐一国の領主になりこの城を築いたのである。長宗我部派の歴史など深くは知らないんだけど…山の向こう南東の空に太陽がうつる
目的地まで一本の国道を行けば早いが、カツオの食堂のオープンまで時間があるため寄り道しながら地形と風景の調査をする須崎の町。須崎市は広いがここが中心部 そして鉄道 土讃線。昨日走ってきた香川、徳島から高知に繋ぐ道。そこからずっと繋がってる 須崎港
寄り道してこういうところにふらっと寄ると旅してるな〜って気持ちになる
あと30分で着くのに2時間ほどの時間が空いているので道の駅
10時のカツオまで待てずに巻き寿司を買ってしまった…
あれ?
あれあれー!?ちみは!
しんじょうくんじゃにゃいか!!
なんとここはしんじょうくんの特別LAWSONなのだ
店内もしんじょうくん 入口もしんじょうくん 工事標識もしんじょうくん しんじょうくんをご存知ない方に説明しよう!
しんじょうくんはここ州崎市のイメージキャラクターであり、この新荘川(しんじょうがわ)のニホンカワウソなのだ
絶滅したニホンカワウソが最後に発見されたのがこの新荘川。あたまにのっかてるのは州崎市の名物 鍋焼きラーメンだよまーるいフォルムとおっきなおへそがチャーミングなしんじょうくん。ゆるキャラグランプリでも優勝しているのです。ひこにゃんよりも後だけどね
そしてしんじょうくんの友達に『ちぃたん』がいます
大人の事情で州崎市から訴えられてるけど、ちぃたんはめちゃくちゃ激しいやつなので、ぜひYoutubeでチェックしてくれよな!ビックリすっぞ!!
しんじょうくんぬいぐるみ買おうと思ったけど色が違ったのでやめた
ここから無料高速にのっていけるが、まだ時間があるので海岸沿いを目指してまたメインルートをはずれる
くねくねとしたアップダウンの道を走ると海が見渡せるカーブがあったので車を止めてパシャリそのまま道なりにスピードを上げて走ると『〜駅』っていう看板が見えた
何の気なしに「へぇ〜」っと思いながら1kmほど走ったが、あれはなんか特別な場所な気がする!そんな直感がしたのでフルバックしてさっきの駅にむかうそう、ここはSNSなどで話題になっているらしい絶景駅
『安和駅』だったのだ!
なんという絶景か。マジで感動したわ
そしてこれに気付いたじぶんをほめてあげたいほっほぉ〜。らぶらぶベンチとな
角度のついたベンチでね。はいはい。つつつーってよっちゃってね。「はぁはぁ気持ち悪いんですけど!」みたいなね…
ふざけんな!おっさんなめんな!変態をみるような目でみやがって!こんな開放的でろまんちっくなとこでラブラブされたら隣の普通のベンチに座ってる人がはぁはぁしちゃうだろ!まったく。
青春映画じゃなくて浪漫ポルノでも撮ってろ!まったく…トイレに貼ってあった立ちション抑制ポップ
どこのトイレにも似たような趣旨のこと書かれてるけど、このデザインは逸品です。言葉のセンスというより配色とフォントバランスが最高にかっこいい。『いつも綺麗につかっていただきありがとうございます』だけでは響かない時代ですそしてまた懲りずに海岸線を海っぺりに走る
対向車きたらマジでこまる うぇぇーーーい
落ちたら死ぬぜ〜お、待避所
車止めなし。誤ったら即落下
琵琶湖の子だけど、ただ広い水平線じゃなくこういう入江?になっているところがすごく好み
多分、琵琶湖の景色に似てるからかも北近江 賤ヶ岳から望む琵琶湖の写真 さらに先へ進む ちなみにここは県道320号 安和海岸線。さっきのオシャレ駅からずっとつながっている断崖絶壁ルート
海岸線の途中で町がかわる。目的地の中土佐町 中土佐 久礼の町並 お目当ての鰹丼屋さんは、ここ久礼の大正町市場にある
情報だと朝10時からやってるみたい
20分ほどあるから町中を散歩久礼八幡宮
しっかりとした鳥居がある三社。すごく歴史がありそうな佇まい。漁師さんたちは命かけてるから安全、豊漁祈願もあり信仰が根付いてるんだろうなぁ
海岸近く見晴らしのいい空中歩道 繋がる先は津波避難タワー。何ヶ所からもアプローチできて全てスロープになってた 住宅地へは3mほどの防波堤 時間潰しに観光案内所にはいって情報調査
時間は9時50分。そろそろ行くかと店に向かう。小さな商店街の端の店、お店の店主が魚を捌いていたので「今日やりますか〜」と軽く聞くと「11時から!」と返ってきた
マジかー!ネットに10時からって書いてたやん!って思ったがそんなことはここの店主はどうでもいいはずだ。事前に電話で聞かなかったこっちが悪いのだ。そもそも漁師や仲買人にマジギレされたら怖いので「了解ですー」といって鰹丼を諦めた…オレを笑ってくれるか…黒猫よ😢
さっき巻き寿司買っといてよかった漫画『土佐の一本釣り』で久礼の名を全国に知らしめたと言われている漫画家 青柳裕介の石像
その漫画しらないんだけど興味がある11時まで待つ時間はないので次のミッション『仁淀川』へむかう
仁淀川の存在を知ったのは愛媛のお客さんに「四万十川行ったほうがいいですか?」ってきいたら「仁淀川行ったほうがいいですよ」と言ってたのだ
仁淀川自体は高知市内から州崎市に行く道中、高知市と土佐市のあいだに河口が流れている
今日の目的地は仁淀川上流。『仁淀ブルー』を見に行くのだ
場所は須崎市からほぼ北。川沿いをくねくねと蛇行しながら北上。そのまま愛媛、瀬戸内まで走り抜けるそしてこれが仁淀川
実はとっくに仁淀川沿いをずっと走っていたが一車線の気の抜けない道が続き片手で写真なんて撮れる状況じゃなかった空は完全に雲に覆われ光が入ってこないがこのブルーはすごい ちょっとトイレ休憩
そして昨夜高知のバーで情報をゲットした場所
『にこ淵』
メインルートから右へ林道を数キロ走ると看板がある
けっこう急な階段 おぉぉー!
めっちゃブルー滝から落ちた水は美しいたまりを作り、また緩やかな流れで沢をくだる。きれいなブルーもいいけれど、自然のままの岩や倒木がおりなす山深い川の景色も好きだ
もうあとは帰り道なんだけど140kmある
3時間くらいでつくかな?県境の山ん中。あと山越半分くらい
百名山の石鎚山がここにあるそしてこの先の寒風山は雪の中。トンネルで抜けるから大丈夫だけど
四国の中央山脈帯は結構雪降るんだよね長い山道を抜けて愛媛県の西条市。あとは一直線に国道を香川方面に向かうだけ
結局朝8時ごろに巻き寿司食ったっきり何も入れてないから何かないかと走りながら考える
この国道以外と飯屋ない。ちょっと入った市街地にばっかり
だいぶ香川に近づいたとこでうどん屋発見‼️これは冷やしって書いてあった。それに揚げ玉とネギと生姜ぶっっかける!追加でかしわ天とからし菜の天ぷら ではいただきます!
これは!かなりの歯ごたえ。さぬきのツルッと感ながら武蔵野のブリンブリンにも負けていない。そしてツユがしっかりと甘みが効いてて天かすとの相性が非常にいい。甘みがしっかりうどんに絡むとてもいいツユだ。とっても好みです。もう午後2時過ぎのため天ぷらはしなっちゃってるけど満足の一品でございました。
ごちそうさまですあれは何島なんだろう? ここまで来たらあと数十キロ
初日にきたこんぴらさんもすぐ近く
道の駅を調査しながら空港に向かう夕方4時。フライトまで1時間半
せっかくなので今日の疲れをビールで潤す じゃこ天でうるおす‼️ ちょうど日暮れの時間
山越えのときは豪雨だったけど香川は晴れててよかった二泊三日 香川、徳島、高知、ちょっと愛媛の 四国旅
とても濃厚で とても充実した三日間だった
いろんなことに触れて 考えて そして行動する
ひとり旅 さみしいときもあるけれど
ひとりじゃないと得られない楽しさもそこにはあるのですながいながい四国旅ブログを最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しはひとり旅の楽しさ、四国の魅力は伝わったでしょうか?
あなたの何かに少しでも届けば幸いです
おわり上空から見下ろす明石大橋