2024-2-22
- 四国旅【前編】
旅が好きだ
知らない町、知らない道、知らない風景
聞きなれない言葉、地名、食べもの
いろんなことから、いろんなことを考えられるから好きなのだ今回は四国
四国は遠い。距離の話じゃない。札幌や福岡の方が距離は遠いけど、移動手段や飛行機の本数の少なさから旅の行程などを組むのが難しい。人生で四国に行くのは4回目だけど、1人で自由に動きまわるのは今回がはじめて。
どんな体験が待っているのかワクワクドッキンどっきんなのだ
では、四国旅のはじまり、はじまり〜陽がのぼってきた
始発電車にのり、高速バスで羽田に向かう道中
5時台に乗ったにも関わらず想像より渋滞し、ヒヤヒヤで寝るに寝れなかった
7時台のフライトは心臓に良くない少し遅れたがどうにか30分前には到着できた
想像以上に保安検査場が混んでいる。ビジネスマンの出張が確実に戻っている証拠だこれだよこれ!
地方路線の醍醐味バス移動そして地上からの階段
札幌、伊丹、福岡では絶対に体験できないやつだ
今回はどのように走れるか読めなかったので、中央に位置する香川県高松空港をベースにした
よく行く札幌は1時間30のフライト。今回はそれより短い1時間15分のフライトだった。たかが15分だけどもう着いちゃったの?という感じである。最近ハマっている韓国のヤクザ映画1本も見終われなかった着立直前 高松城の上空。
空から地形が見えるのが楽しみでいつも窓側をとるのだ『さぬき』って書いてある 空港に降りてレンタカーを借りる
時刻は9:30
今日は朝から何も口にしていない。腹が減った…
今回の旅はいくつか課題を作っている。そのために飯も食わずにここまで来た
mission 1『さぬきうどんを食す』あらかじめ香川に住んでたお客さんに何件かお店をあげてもらったのでそこに行こうと思う
あえてGoogleティーチャーに頼らず、人からもらった情報だけでトライする。そんなのもたまにはいいんじゃなかろうか一軒目『まつばら』
「まつむら だったか?まつうら だったかと?」教えられたが、どっちも出てこなかったので一番名前が近い『まつばら』にしたいくつかメニューはあるが、ここは王道、郷にしたがい おすすめの『かしわ天ざる』を注文
中々広い店内。お一人様はコの字カウンターに着席。
おお〜。見るからに水々しさを纏ったツヤ感。食せずともその口当たりが伝わってくるようだ
かしわ天はブリっと大きめのが4つ
薬味はすりごま、生姜、刻みネギ、そして天かす
ではいただきます!うまい!想像どおり。歯応え、弾力、喉越し、どれも最高。つゆも甘めの仕上げでうどんに絡んで美味しい。
かしわ天も薄ごろもえ皮のサックリ感、脂のジューシー感、肉の旨みとしっかりと感じられる。
つゆに天かすを追加すると、汁を吸った天かすがうどんにより絡みついて飽きさせない。うん、これはほんとにうまいやつだ。というか好みだ。
カウンターに座っている他客3人も新規客だろうか。みんなスマホでパシャリ。
うん。これはほんと美味しい。さぬきうどんに求めているつるシコがしっかり味わえる。やっぱり冷やしたざるは美味い。
ご馳走様でございましたそこから7kmほど高松駅に向かうと左手に栗林公園が見える。その対面にも人気の名店がある
二軒目
さぬきうどん『上原』である
ここも「うえまつだったかな?」と教えられたが、正解はうえはらであった
ここはセルフ式の丸亀製麺スタイルだ
好きな天ぷらを皿に盛り、うどんのサイズを注文する。うどんは自分でお湯にじゃぼんするという感じ
セルフじゃぼんとかして地元の方々に慣れてねーなと思われるのも気になったので、前の人がやってた丼に蛇口からツユかけるスタイルを真似してやってみた
あとは置いてあるネギと生姜、天かすをかける。この辺は丸亀で慣れているのでビビりっこなしだシンプルなかけうどん
かけうどん?のはずだ。ちょっと最近うどんの呼び名のことを理解していないことに気づいている
釜揚げっていうのはわかる。あれはなんか桶に入ってるやつ。じゃないかもしれないな。だってあれ釜じゃなくて桶だもんな?釜から直接だしたやつ限定なのかな?
『ぶっかっけ』っていうのはわかる。あれは冷やしたうどんに薬味とかかけて上から濃いめのツユをドバッとかけるやつだ!と思ってたけど、前どっかで注文したらネギしかくれなかった。あれは濃いめのツユをかける行為がぶっかけというのか
四国のお客さんに向こうは何がスタンダードなんですかと聞くと、だし醤油かけるだけか、かけうどんだという。だし醤油かけるだけのその素うどんはなんて注文するんだ
よくわかんないけど、とりあえずコレはかけうどんってことにしておこう折角だからじゃこ天もトッピング コレは‼️う!みっやい!!
とはいかなかった…
やっぱ冷にしないと引き締まったシコシコとしたうどんにならないのかな〜
やっぱうどんに求めるのってブリンブリンに口の中で動くのをワシワシと噛みちぎりたいんだよな〜
シコシコって言ったけど、シコシコってどういう表現なんだろ。コシがあることをコシコシコシ、コシコシコシコシでシコシコに変わったのかな?
今調べてわかった。肉(しし)が凝る(こる)。狩猟した肉が時間がたって固くなっている状態。その表現を麺類でも使われているそうだ。シコシコの語源を安易に使ってたけど、コレからはシコシコをもっと大切に使っていこう
なんか隣で食べてた人、一回食べ終わってまた注文して二杯目食べてたな〜
食いしん坊だな〜
でも食ってたぶっかけみたいに天かすとおろしとかネギとか山盛りで美味しそうだったな〜
もっとうどん梯子する予定だったけど、二軒でおなかパンパンパンなんとなく栗林公園行ってみる
でも中に入らない。曇ってるしトイレ行きたいし先急いでるし公園敷地内の香川ショップ
あんま買いたいもんなかったコレは買いたかった!でも荷物になるからやめた
『讃岐くらうでぃ』川鶴酒造
アルコール度数6%の超低度の日本酒で、通常の日本酒の3倍の麹を使用して、酸味をだし、澱をたっぷり含めてまろやかさと旨みを併せ持つ非常に飲みやすく料理に合うグイグイ飲める日本酒なのだ。日本酒というかもう酸度の高い甘酒だ。日本酒臭さなんて一切ない。どっちかつったらヨーグルトだ。日本酒が苦手だ、嫌いだという方はぜひこの酒を飲んでいただきたい!国道を何十キロか走り次の目的地へ
このストレートストリート。皆さんはご存知だろうか
香川といえば、こんぴらさん(金比羅山)である
こんぴらさんは一度来たことがある。あれはまだ小学生低学年の頃だったか。瀬戸大橋がかかったことをニュースでやってたのを覚えている。そんな年に村の人たちと夏の青春18切符で電車に揺られてこんぴらさんまで来たのだった。滋賀は北近江からの日帰りのため香川に着いた頃には昼時もとっくに過ぎており、正味30分くらいしかいなかったらしい。ただ幼い頃の記憶には疲れて数段登っただけで登りきれなかったという負けた記憶だけが残っていたのだ
おい、こんぴらさん。おれはお前を登りきることはできるのかい!どっちなんだい‼️うぉぉぉー うお うおうぉ 階段!階段!階段! ふいぃぃい あらよっと 緩やかな登り坂 かわいい狛犬❤️ 階段! 階段長い! 長い 第1チェックポイント 視界が開けた そこから奥の院?へ 意外とながい… GoooooooL‼️
30分ほどで奥の院まで来れた
思ったより雨が降ってきて全身しっとり…
ではでは、下りはゆっくり写真撮りながら帰ろっとこんな感じの山の神社でございました
雨でしっとりとした参道もまた良し次は徳島へ移動する
山や集落を抜けて吉野川を渡る
この辺の土地勘は一切ないのでとても新鮮だ
吉野川もはじめて見た吉野川。結構川幅も広く水量がある川なんだな〜 吉野川市が実家のお客さんがいる
知ってる人が育った町とか行くのすげー好きなんだよな〜
吉野川市。想像以上にしっかりとした街だった日暮れ前、徳島市内のビジネスホテルに到着
夜は徳島の友人と飲みに行く一軒目は観光客も安心できるいい感じの居酒屋 お通しも手が込んでてとてもうまい 色んな料理がどれも美味しかった。とてもいい店だ 20数年来の友人で、7年ぶりに合ったので酒もすすむ
10代の頃出演していたNHKの番組で一緒だった仲間。
全国から集まってたけど、今でも付き合いがあるのは関東に住んでる数人と、地方に住んでいる彼女だけだ。
20年経った今でも付き合いがもてていることも嬉しいし、いろんな価値観をそれぞれ養ってきて、それをまた共有し合えることがうれしいことだ。徳島市内にきて感じたこと この街は想像していたより層が厚い
もちろん都内や地方都市に比べれば少ないかもしれないが、人口や面積に対しての飲み屋の数がかなり多いのだ。
低価格の居酒屋から高品質の飲み屋、クラブ、スナック、風俗まで。多様なジャンルをギュッと詰め込んである。
何よりバーの数がめちゃくちゃ多い。この夜、2軒ほどBarを梯子したが、一軒目でカクテルをいただいて、ではウイスキーをと思ったら、マスターがおすすめの店を紹介してくれた。飽和状態にありそうな場所だが「みんなで助け合ってやっています。」と。繋がりがある街は梯子酒が楽しい。地方の飲み屋巡りの良さを久しぶりに味わった。この言葉は絶対ウソだ。さっき厳選されてない人が出てきた… 19時からはじめて25時。うっかり時間は過ぎ、しっかり徳島の夜を満喫しさせてもらった。
はじめは高松に泊まるつもりだったが、予定を変更して徳島に来てよかった。
知らない街で酒を飲むといろんな話が聞ける。いろんなことを知れる。
四国旅、初日。
とてもいいスタートをきれた
明日は7時前にホテルを出る
おやすみなさい…