Clover Beauty Blog
2025年 〆のご挨拶
クローバーをご愛用くださる皆様。今年も一年本当にありがとうございました。
おかげさまで本年の営業を無事終えることができました。
今年は新しいWEB予約の刷新や12月の価格改定など皆様にはご負担をおかけするところがございましたが、ご理解、ご協力いただき心より感謝いたします。
WEB予約に関しては、皆様上手にご利用いただきお店としても大助かりでございます。ありがとうございます。
締めとして毎年一年を振り返り言葉を綴らせていただいておりますが、今年は『商売』について少しだけ思いを書かせていただきます。
『三方よし』という言葉があります。近江商人の言葉で、売り手と買い手が適正な価値で利益を得て、社会全体の貢献(幸福)につながる。という考え方です。
世の中には沢山の仕事があり、沢山の会社があります。
同じような仕事、同じような業務でもそれぞれ価格は違います。
理美容室をベースにお話しさせていただくと、10分1000円などの低価格帯サロンからカットだけでも数万円のサロンもございます。同じカットという括りではありますが、技術力、サービス、場所などそこに関わる様々な要因で価格は変わります。
価格は違いますが、どちらも沢山のお客様に必要とされている人達が働いています。
ここで大事なのは働いている人間が納得して仕事ができているかという観点だと思うのです。
いつも自分に問うていることがあります。
『自分はどうありたいのか』ということ。
どのような理容師人生を送りたいのか。どのような理容室をつくりたいのか。
長く続けていく理容師としての人生の中で必要とされる店であること、人であることを継続していくのは簡単ではないと思っています。
クローバーは安いお店ではありません。しかしすごく高い店でもありません。先程述べた自分たちが納得して仕事ができる形でお店を運営しております。
それは、いただいている時間の中でできる精一杯の技術とサービスが提供できるように心がけることです。
コロナ禍、緊急事態宣言が発令されたとき、休業するサロンが増えたことで沢山の方々が髪を切れなくなりました。クローバーは営業を継続したため難を逃れましたが、解除後に大勢のお客様が並んでいたりするのをよく見かけました。髪を切るという我々の仕事はリラックスできる特別な時間であるとともに、世の中のインフラなんだという思いをこのとき強く持ち、技術とサービスを提供するためには、しっかりとした営業体制、予約のしやすさなど様々な点で通いやすいお店であることに、常に試行錯誤し成長していくということが大切であると思いました。
お客様に満足していただくこと。お店の繁栄があること。我々の生活も成り立つこと。
そして我々然り、クローバーをご利用いただいている皆様が世の中で活躍されることで社会の繁栄につながる連鎖だと信じております。
『三方よし』
この社会ですべてがそうなるのは難しいことかも知れませんが、わたしたちはそういう価値のもと仕事をさせていただきたいという思いをお伝えさせていただきます。
仕事を面白いと思えること。面白いと思い続けること。これもまた簡単なことではないと思います。常に新しい疑問を持ち、考え続けられる気持ちを持ち続けなくては成長は止まります。
ここ数年、AIの登場から知識を得ることがものすごく簡単になりました。まだまだ進化するAI革命の中で、知識というものは身近で誰でも得られるようになります。このさき人が生活する社会において必要なのは考える力、想像する力、行動する力が大切になってくると思います。
我々のような商売は『人と人』の繋がりで成り立っております。相手を見て、相手を思って、どうしたいかを想像することに技術と時間を使ってお金をいただいています。
効率化を求めて改善していくことはすごく重要視していますが、本来の理容室のあり方は変らず大切に守っていきたいなと思います。
最後になりますが、こちらに移転して一年を越すことができました。
ふじみ野、富士見市のお客様。遠くから車や電車でいらしてくださるお客様。
みなさま、本当にいつもありがとうございます。
どうかこの先もクローバーをよろしくお願いいたします。
皆様、よいお年をお迎えください


2025-12-30
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