2020-3-6
- 試難続きのガッツリ冬山登山 〜危機一髪!唸れ俺のピッケル⛏編〜
ん
んっ…
冷たいな❗️
そりゃそうだ。
我が家は屋根が開いている。
顔に雪も降ってくるだろうよ11時頃
ふと目を覚ましてご飯を食べる腹を満たし、トイレに行ったら月明かりに照らされ青白く輝く雪原がとてもキレイだった
頭側に傾斜がついていて首が痛いため、逆を向いて寝る事にする夜3時ごろだったか
寝袋に深く顔を埋め、顔に雪がかからないように潜っていた
ものすごい勢いで風が吹くバタバタバタ!
うっ…
人の声が聞こえた。
寝袋に潜りながらも、聞こえた人の声。
目を瞑っても感じた、屋根が吹っ飛んだ音
屋根がわりのフライに積もった雪が、一気に顔にふりかかってきたであろうことは容易に想像ができた。
そして向きを変えて寝た自分に感謝した。大丈夫ですか!
笑いながらではあったが念のため声をかけた。
A氏は顔に
僕には足に
たっぷりと雪がかかっているしかし2人とも、滋賀は米原産の最高級のダウンシュラフ『ナンガ』を使っているおかげで濡れずにすんだ。
ありがとう!滋賀!朝6時
昨日の天気がウソのようにキレイな空だ雪まみれの夜を乗り切り、迎えた快晴の朝
重い荷物は欠陥イグルーにデポして
クライムオン!僕にとって、この日が初めてのピッケルワークなのである。
全く使いこなしたことがないこの男らしい武器をうまく使えるのであろうか!雪山は夏山のような決まったルート以外でも登れるため、自分でルートファンディングする。
「そこ左からまわっていきましょう」
僕が下からそういうと、先を行くA氏は右からトラバースしながら左に移ってくる
それを追いかけて、下からザッザッザッと小走りに〜
ガッ…!
あっ!
シャーーーー(滑る音)
ピッケル打ち込まないと!
と思った瞬間にちょっとした岩に足が当たって止まった。
ほんの2秒?3秒程だったが、純粋な滑落だった。
10mも滑ってはいないだろうか?
しかし、
完全な油断‼️
雪山の一歩をなめていたが故に招いたミスだった。さっきまでアイゼンの刺さる感覚
雪に足が入る感覚だけを想像して走って
その場所の足場の一歩を確認しなかったが故に招いたミスだった。
斜度、雪質的にピッケルを打ち込めば止まったであろう斜面だが、助かって良かったと思うし、序盤のあそこで『一歩の確実性』
を頭にすり込ませてくれて本当によかった。
その後、油断できないポイントが続き、写真なんて撮っている場合じゃなかったのでお伝えできないが、打って蹴ってを繰り返し、三点支持を守りテッペン下まできた。
そこから、えっちゃらほっちゃらと登って〜
からの〜
はい!
登頂‼️です
ありがとうございます❗️
ありがとうございます‼️
センキューでーす❣️
今回は初のピッケルを必要とする登山だったが、経験者のサポートと指導のもと、無事登ることができました。
下山は夏の正規ルートを降るも、やはり安全ではないので、山側に向いて三点支持で確実に一歩一歩下降します。
一歩一歩決めていけば、二足でもいけるんだろうけど、さっきみたいに雪が固くて刺さりがあまくなると安全じゃないので、
着実に、着実に…『今回の山で学んだ事』
*その一歩の確実性
あたりまえのように歩く。その一歩が簡単に命を失える事。大怪我に繋がる事。
逆に、その一歩を大切にし、道具をしっかり活用すれば確実に、着実に安定した足場を確保でき安全に進めるという事。
今回の登り降りだけでは、まだ自分のストローク幅を活かせたピッケルワークではなかったので、より無駄のない動きを身につけたい。
*イグルー作り
確実に作戦ミス、計画ミス、勉強不足、経験不足
もっと大きいブロックを切り出せばよかった。
ちゃんとブロック積みすればよかった。
細長くして屋根を少しでも小さくできればよかった。
しかし、穴が空いたような屋根ではあったが、風をしっかりと遮れるだけで物凄く暖かかった。(いや?暖かくはない。寒くはなかったくらい)
意外とどんな環境でも寝れるもんだなと思った。
ダウンシューズ、ダウンパンンツ、ダウンシュラフ、暖かいエアマットを準備していったため、眠るのに寒いということは一切なく汗をかいたほどだった。
やはり命に関わる環境では道具は本当に重要だとおもった。下山後、沼田のとんかつ街道でとんかつ食べた
いかがでしたか!
久しぶりのロングブログの二部構成‼️一歩一歩の確実性
大切ですね〜ではでは
またいつか。
山でお会いしましょう❣️