2019-9-13
- 登山の準備&行動の全て
山登り
色んなスタイルがあります。
ハイキングの山
2000mクラスの登山
3000mクラスの登山
日帰り、小屋泊まり、テント泊
ソロ、ペア、グループ
季節、天気、目的。
一口に登山といっても色んな形があるわけです。
同じテント泊でも、超軽量スタイルもいれば、快適性を求めるスタイルもあります。
僕のスタイルは、3000mクラスのソロテント泊(快適性有り)で写真撮影が目的です。
そんなスタイルの登山道具とタイムスケジュールを参考までに出せればなと。(タイムは参考にならないかも。へなちょこだから)
山に興味がある方、興味がない方にもそんな世界があんだな〜。くらいに見てもらえれば嬉しいです。
写真は準備段階で撮影したものです。
80Lの大型ザックです
コイツだけで3kgあります。カメラとレンズと三脚です テントとエアまくらとエアマット。今回エアマットは置いていきました なので、大きいですが蛇腹式のマットを持っていきます。
両方とも軽いですが、エア式は3000m地点で膨らますという地獄タイムが待っているので大変なのです!調理器具 寝袋 着替え類と夜用のウール肌着 防寒ウエア 雨具類。レインウエア、ズボン、泥除け、傘 帽子、サングラス、ヘッドライト、懐中電灯
あとサンダル。結構重要。ハイドレーションと水筒類(水分は2L持っていきました) 日用品とエマージェンシーキット 行動食(これにプラスあんこ餅を6個持っていきました) ザックの前面部で全て処理できるようにセッティングしてあります。 ショルダーハーネスには、カメラを取り付けるホルダーが付いています 右側には、携帯や行動食やコンパスが入っています ウエストには交換レンズとレンズをキレイにする道具が少々 左は水とスポーツドリンクを入れています これらの荷物に2日分のご飯を詰めて、22〜23kgです。
寒くなれば荷物の重量が増します。
水場がないポイントに行くときは、プラス2L(合計4L)の水を持っていくので大変です。ではでは、僕の二日間の行動日記をフル公開!
目的地『南アルプス北岳 3193m』一泊二日テント泊
タイムスケジュール
9月8日(日)
20:00
クローバー営業終了21:00
帰宅(晩飯)22:00
山梨に向けて出発(通常は八王子まで下道で行くが、前回車をぶつけたショックで疲れてる時は高速使うことにした。)(台風が関東を上陸する事もあり、夜のうちに中央道を走ったが、物凄い雨で車が跳ねた。通過後朝まで通行止になっていたみたい)
23:30
甲府の24時間スパに着く(日付が変わると500円引きになるので、コンビニでビール買って待機土砂降り 駐車場で一杯 9月9日(月)
1:30
風呂に入り共同仮眠ルームで就寝オフスタイル 4:30
起床(5時からのお風呂を待つ)5:40
出発まだ空の雲はたっぷり 6:20
南アルプス芦安駐車場(マイカー規制起点ポイント)に到着。通常5:30には林道バスが動くが、前日から通行止にして、被害状況の安全確認をして解除予定。駐車場待機中
空が青い9:00
荷物の整理、登山届けをして、少しウトウトとしてたら乗合タクシーが準備していたので飛び込む9:40
広河原到着10:00
準備運動をして出発台風一過のはずが、全然ガスっているという事実 僕の前を行く大学生4人組
兄ちゃんジーパンやんけ沢沿いの道を行くのが心地いい 登りだし
心に余裕があるからじっくりと花を撮る
後ろから熟女達の「カメラマンかしら?」って聞こえたので、無駄にアングル調整して疲れたりしてみる。
熟女に弱い。そういうところがある台風直後だから水量がすごい
道も水バシャバシャ状態12:40
分岐点に着く(予定より40分遅れた)二俣分岐
ココから二手に分かれる
今日は右を行く
はじめてこの山に来た時と同じルート12:45
出発淡々とつづら折りの坂を登る
陽射しの色が秋の色だ意外と段差もあってツライ
飽きる
疲れた15:40
心の分岐点到着
行程の4分の3くらいの位置(陽が傾いてきたのと、今の体力とを考えてテント場に着くのが遅くなるなと思い、丁度いい空地があったのでそこでビバークしようとザックを下ろす)16:00
ひさしぶりに人が現れる(これから小屋まで行くらしい。軽装だがテント泊装備)
ここから心の葛藤を繰り返す16:10
つとむ!立ち上がる!!
(水分、夜景撮影、断念した悔い、もし鹿にからまれたらどうしよう。を考えた結果、上を目指すことにした)
稜線に出ると富士山が見えた 小太郎尾根は、いつも西からガスのたまりが吹き込んでくる強風ポイント 一瞬で全てみえなくなっちゃう 18:00頃
北岳肩の小屋に到着(次はあそこの岩まで、次はあそこのカーブまで。と一歩一歩)
やはり10時スタートが遅すぎた。受付を済ませテント場に行くと、さっき下で会った男性がツエルトをはっていた。
「あなたのお陰で上まで登る決心がつきました」と伝えた。
今日のテント場は2人のみ
19:30頃
テント内でザック整理と夜用のウエアに着替えて転がったら気絶。22:00
第一次起床(外を見るとガスがとれて周りが見えるようになった)晩飯を食べたり、歯を磨いたり。腰に湿布を貼ってもう一度寝る
最近は鍋を汚さないような食事を心がける
山で自分で作るより、セブイレ惣菜をちょい足しした方がよっぽど美味い、はじめて日清のカップ飯を食べた
及第点です9月10日(火)
00:00
第二次起床夜間撮影タイム(月明かりがあるうちの写真を撮る)北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、富士山
稜線に沈む 鳳凰三山 韮崎側 富士山 月明かりに照る流雲 甲斐駒ケ岳 そしてもう一度寝る
2:00
第三次起床深夜撮影タイム(月が完全に沈んだ星空と山の写真を撮る)色んな方角で撮影
鳳凰三山 韮崎方面 右から、八ヶ岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳 仙丈ケ岳の上が一番星が濃く見えた 富士山 4:15
朝飯を食べて5:15の日の出を撮るべく頂上を目指す。ヘッドライト重要 西の空が明るくなってきた 4:50
一番乗りで山頂(初めて!)濡れた看板を抱いた。会いたかったぞー
なあオイ!
って抱いた。
服が濡れた。このまま5:30まで撮る。
嗚呼 嗚呼〜
やっぱ富士山は見る山だオベリスクにも光が注がれてるみたい 晴天もいいけど、雲のヴェールもまたいい。 シャケ太郎、登山デビュー!
前から欲しかったヒグマのぬいぐるみを先月北海道でゲット。
コイツは今回から山のお供にします!
一発目から最高の景色じゃないか二人組のEXILE系のお兄さん、定年して再就職してがんばっている茨城弁の同級生の方々を撮ってあげたりしながら。
6:00
テントに戻り整理、撤収準備。朝日と朝露のいいバランスです。 7:30
肩の小屋に礼をして撤収(夜露でビショビショのテントが昨日より重い。)シャケ太郎はザックの上部でぶらんぶらんしているのです。 8:45
分岐に到着(下りは休憩とかしない。立飲みで水分と塩タブレット舐めて下ります)この辺で熟女軍団に
「みなさーん、特急通りますよ〜」って言われる
「ここで進行方向変えちゃいましょうかね」って言いたかった。
熟女に対しても緊張する時がある
意外と恥ずかしがり屋今日はすごい沢山の人が登ってくる。 9:30
あまりの暑さに岩肌に顔中押し当てて温度を冷やす沢沿いは涼しいから助かる この吊り橋でフィニッシュ! 10:25
広河原到着(バスもタクシーも無いので待機)300円です。 11:50
乗合タクシー出発(たったひとりの客を乗せて)12:40
芦安駐車場到着甲府方面にくだる 13:20
甲府ばんからラーメン味噌ラーメンです。 14:50
昭島アウトドアビレッジのショップに、ザックの使用具合を伝えに行く(購入時から色々と相談した人がいるため)15:30
所沢到着(テント乾燥、洗濯2回、靴洗い、風呂)17:00
スーパーに買出し後気絶18:00頃
つとむ、ふと立ち上がる(奥さんに頼まれていたグリーンカレーを作らなきゃ殺されると思い奮起)カレー臭くなったので、もう一度風呂に入る
そのままザック内の整理と写真の整理。
20:30
奥さん帰宅(カレー食えって言う)23:00
就寝(体が火照って寝れない)9月11日(水)
2:00
雷と雨で起きて洗濯物を取りこむ6:00
起床。風呂に入って、グリーンカレー食べる7:10
出発7:40
クローバー到着(出店準備)全てです。笑
山に行くときは、大体同じようなスケジュールです。
涼しくなれば銭湯には行かないで、車中泊で登山口待機です。
こんな長いブログを最後まで見ていただきありがとうございます😊