2023-3-30
- 九州登山遠征記[中編]
朝4時半
夜はまだ続いているが、登山人は起きなければならない一応自撮りする。
素の起きたて5分以内(笑そして寝起き5分で朝弁当を喰らう
冷凍のしそ鶏肉、オムレツ、魚の甘露煮、餅米の炊き込みご飯
腹に溜まって美味しかったぜ!身支度をして、5時半にはお片付け
どうもありがとうございました
暖かい部屋で寝れたことに感謝です暖房の効いてない玄関は寒い
三月でも0度くらいだ暗い中にポツリと光る小屋の灯り
どれほど心強い存在か
ありがたいなぁ足元はまだ何も見えないが、空にはすこし灯りがついた
樹林帯を抜けると、土砂が流れたガレ場になっていて、その頃には月の光が薄れていく時間になっていた
急登の前の鞍部に出ると南の空が抜けていて、朝がはじまろうとしていた
まだ空の色は青くなく、少しづつ暗かった山々が橙色に染まっていく少しづつ色は透明感をましていき、透き通るようなヴェールを纏っていく
南の空に見惚れていたが、西のピークでモルゲンロートが始まっていた
どんどん赤く染っていく山肌に足がとまってしまったが、少しでも視界の抜けたところで日の出がみたい
必死に急坂を登った
光の境界線追うようにしてほんの瞬間
本当にほんの瞬間
太陽はあたりを真っ赤に染める時間がある
いつも見れるわけじゃないし
どこでも見れるわけじゃない頂上が登山の全てじゃないと思っているのは、何処でいつ、自分の感情が動く瞬間に出会えるかわからないからだ
ただ、最高の朝に出会えたときは『山をやっててよかった』と心底思う瞬間なのは間違いない。空がキレイな朝は気温が低い
先程まで宿泊していた『坊がつる』の湿地帯は氷が張ったように白くなっていたここの霜柱は7、8cm
昨日から感じていたが、ここの山域は妙に霜柱が長い
土中の水分量が多い証拠だ。
早い時間にここを通過してよかった。てっててー
ほんと急登…溶けずに残った雪がすこし
もう少しで一つ目のピーク
『白口岳』
寝起きヨロシクで中々の直登だった
しかし、ここは通過点
さっさと次のピークに向かうのだ目指すはこの枯れ枝の向こう
ちょうど頭に枯れ枝が刺さるデスゾーンだった
そして早速また直登
登るのめんどくさい…
そんなことを考えてたいちおうここが百名山! のはず
友人はここでエネルギー補給(昨日、町で買った焼き芋をぱくり)
くだりの道はこの山々の間を縫うように歩いてくみたい
あれ!
ここめっちゃ好きなとこだわ!現在も噴煙をあげる活火山 硫黄山
この全部焼き尽くして生物の色を感じない色
何もかも無くなったような平原
この場所がこの山で一番好きな場所だった
なんだか南米の山を歩いているような荒涼とした道だ
行ったことないけど。うわ〜。また登んのめんどくせー
そんなことを思いました直登かと思ったら、乗越まででよさそうです
あともう少しと思ってたけど、結構下の方だな。車は…
写真撮り忘れたけど、めっちゃぬかるんでて最悪の道だった
霜柱が高いということは、土の水分量が多いということ
それが溶ける日中はデロデロの路面に様変わりですあとは整備された遊歩道をくだるだけ
はい。
帰ってきました。ぐるりと回って周回コース
1日でも全然回れるけど、ゆっくり温泉につかって酒飲んで最高の時間だった
初日は天気もあんまりだったし、二日目早朝からの動きだしたことで登山道がぬめりだすまえに登りを終わらせたこと
最高の朝色を見れたこと
青空の山を歩けたこと
沢山の見たことない風景に出会えたこと
アルプスのような壮大で大きすぎる風景ではなく、カルデラ帯がいくつもできあがっていて、それぞれ違う色をもつたくさんの庭があるような場所
広いようで小さい。
小さいようで広い。
地球の中で遊んだ。そんな気持ちになる山でした。
九州最高!
大分最高!
絶対また来るぜ!!次は番外編!
九州登山遠征記[番外編]このまま下山ももったいない!やまなみハイウェイドライブと別府の夜を満喫
楽しみにしてくれよな!