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試難続きのガッツリ冬山登山 〜夢のイグルー建設編〜

2020-3-6

  • 試難続きのガッツリ冬山登山 〜夢のイグルー建設編〜
  • 『やるなら今しかねぇ』



    人生。そんな風に思う時ってあると思います。

    仕事も山も、毎年課題を決めています

    今年の山の課題は、『イグルー or 雪洞泊』をする事

    一度目のトライは、積雪が少なく、なにもできずに敗退した浅間山。



    天候不良、雪不足でひと月半再チャレンジ出来なかったけど


    3月2、3日



    やっとチャンスがやっときた。




    積雪を求めて、友人が上州界隈の山の情報を調査していてくれて、はじめは川場スキー場の上、上州武尊に行く予定で家をスタートしたが



    雨降る高速走行中、



    ふと「丸沼まであがるか!」という流れになり




    群馬沼田と日光のあいだにそびえる


    東日本で1番高い山


    『日光白根』



    この山を舞台にこの物語は始まります。

    まだ日が昇る前。

    山梨からこの旅のサポーターを召喚する


    2度めの召喚なのでご存知かもしれないが


    南アルプス鳳凰三山

    地蔵岳直下にある

    鳳凰小屋の小屋番さんである
    何だか雨が強まる高速道路
    急遽、目的地変更

    作戦を練り直す
    丸沼高原スキー場

    大荷物を背負ってリフト乗り場に向かいます

    イグルーの中で美味い酒を飲むために

    鍋の準備と日本酒🍶とつまみをたっぷり詰め込んで
    ふたりしてザックがデカすぎてウケる🤣
    スキー場だからボーダーらしいボーダーがいっぱい
    無差別に、有料のココヘリGPSを契約する流れ

    いざというときのお守りでしょう
    ガッスガスのゲレンデ

    こんな天気なのにスキー場に結構人来てるんだな〜
    上まであがったら景色は見えないけど


    ガスの上にあがった
    鳥居の先から

    登山道のスタート
    はじめは、なだらかな樹林帯を歩きます
    シラビソの森。らしい…
    枝の真ん中まで葉が付いているのが

    大シラビソ
    スッキリした横付きだけのが

    シラビソ。


    雪が多いエリアと何ちゃらで、

    北と南でエリアの派閥があるらしいです


    山の人が言ってました
    30分程、樹林と急坂を登ると分岐があり

    ひとつめの避難小屋があります
    雪でドアが埋まらないように

    逆にフルオープンしてあった笑
    昭和43年の残し書きもあれば
    31年のも❗️

    歴史すげ〜
    実はこの避難小屋

    人生ではじめてテント泊を決行した場所なのです

    まだ何も知らない頃、同じような天気の悪い日だった

    奥さんを連れてここに来て、

    「こういうときは小屋の中にテント張るんだよ」

    なんて言って

    今だったらこんな薄気味悪いトコで寝れねーし

    無知は無敵だ
    今度は少し降って

    急坂前の分岐点

    看板を掘り起こします
    大体膝くらいまでの沈み込み

    雪上に乗っかれるとこもあれば

    ズボズボ抜け落ちるとこもありの

    ロシアンルーレット状態
    純白の雪に地味な血痕❗️

    アイゼンを履いてるとき

    A氏が指に穴開けてた
    こんな感じの急坂を

    えっちゃら

    ほっちゃらと
    うんざり😩


    そしてこの峠を越えると〜
    山頂直下の溜まり

    こ!これは!!

    イグルーうってつけの適地!

    雪量、深さ。完璧です!

    ちなみに

    イグルーってこういうのです

    その場の雪で、積み重ねて家を作る

    浪漫ですね〜

    アウトドアですね〜
    ふたりとも荷物を置いて作業に取りかかりまっす
    両者ともに初イグルーづくり


    中でぬくぬくとお鍋を囲んで


    楽しみですね〜
    穴を掘りながらブロック削って積み上げていきます!


    1時間くらいでできるかな〜
    背丈ほどまで積み上がりました!

    楽しみですね〜

    ……

    出来ない!


    出来にゃいぞ‼️

    結局↓

    3時間近くがんばりましたが、

    屋根を作るカーブを作るのに耐えられる土台作りができていなかったため、

    屋根にテントフライやら何やらと全て使って屋根にしました

    しかし!

    しっっかっしーーー❗️

    家ん中出ちゃってますけどーーー!

    バンバン見えちゃってますけどーーーー‼️

    中から見てもしっかり外見える

    日も暮れて、拉致があかないので飯の準備にします。

    しかし、風をしっかりとシャットアウトしているので寒くありません。


    マイナス5度くらいでしょうか?


    全て雪の上に置くしかない

    美味しいおいしいお鍋の具材を仕込んできたのですが、突然疲れがどっと押し寄せてきて

    A氏を残し、飯も食わずに

    19時前に気絶するように寝てしまいました。

    風の音と、雪が屋根に落ちる音



    屋根が無いことなんてどうでもよくなった



    そんな1日の終わりでした

    オッケイ!

    カモンっ‼️

    次につづくぜ→

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