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富士山に敗れました

2023-7-12

  • 富士山に敗れました
  • 今年の課題にしていた『ONESTROKE Mt‘FUJI』富士山全ルート一筆書きですが、2ルートを残して断念するという決断をしました。

    応援してくださった方、楽しみにしてくださった方、不甲斐ない結果に終わり申し訳ありません。

    自分で決めた課題に一生懸命取り組んできたつもりでしたが、予想より遥かに負担が大きく、降りたら登り返せないかも、もし動けない怪我をしたらという疲労がたまった時の恐怖感が出てしまい怖くなってしまいました。

    こんな答えを出すことが、とても情けなく恥ずかしくて、涙と鼻水が止まりませんでした。

    店のスタッフや奥さんに伝えること、ブログを見てくれている方の顔が浮かんで本当に不甲斐なさが辛かったです。

    日曜日の夜、仕事が終わってから御殿場口まで向かい、月曜日AM3:40にスタートし、火曜日AM4:00に下山しました。

    下山を決断してから、この文をかいている今まで、何故達成できなかったのかをずっと考えていました。

    『いろんな事が足りなかった』が故に達成できなかった。僕自身の課題に対する詰めの甘さがこの結果につながっています。

    何が足りなかったのか?

    まだまだ歩ける足はありました。今現在もたいした筋肉痛もないです。そんな状態なのに何故諦めたのか。

    その決断を下した理由は下記のとおりです。

    リアルに富士山を相手にして、その時の状況が自分の想像をこえてしまい計画どおり予定タイムを遂行できなかった事です。(できなかったのではなく絶対そこまで行くという意思にも迷いブレが生じてしまいました)

    当初の予定では、1発目御殿場口(もっとも標高差距離があり、かつ歩きづらいルート)から攻めて、その次に須走口(高低差は2番目に少ない前半は樹林帯)に下山、また須走ルートを登って富士吉田口に降りる。そこで仮眠という計画でした。

    しかし、現地で富士吉田ルート(もっとも人気が高く7割の人が登る)に日の出渋滞に巻き込まれては困ると思い、先に吉田ルートをクリアして、須走ルートの5合目付近で宿仮眠する事に切り替えましたが、吉田口の五合目まで降りたときに暑さと睡眠不足で頭痛がはじまりました。道脇の木陰で目を瞑って10分程寝ましたが回復せず、そのまま登り始めましたが、暑さは増し頭痛もスッキリせず、はやく寝たい欲が抑えきれませんでした。

    PM3:00ごろ、六合目あたりの小屋に素泊まりさせていただき仮眠をとらせてもらいました。

    3時間程寝ると頭はスッキリしたのですが、布団の中で後2ルートのタイムスケジュール、気力、暗闇での行動など様々な事を勘案した時に不安がまえに出てしまったので、ここで御殿場ルート、富士吉田ルートのみで下山する事を決めました。

    全ルート制覇は、無理をしてやればやれたと思います。しかしそれと引き換えに『帰れなくなる』『怪我をするかもしれない』という可能性も含んでいました。

    山の怪我や事故の怖さはしっているつもりです。箱根から大手町まで110km歩いた時のようなボロボロの体では判断力、筋力もなくなっているため、まともに上り下りできません。

    これが断念した理由の全てです。

    そして、それを克服するには足りない事が沢山ありました。

    1、富士山に対応できる心肺力、最大酸素摂取量が足りていない

    2、歩みを止めない走歩力

    まずこの2点についてですが、この一月からトレーニングではゆっくりでも足を止めないという方法で累積4000mも歩いたりできるようになりました。山の中を50km歩き抜く事もできるようになりました。

    しかし全部600m〜2000mレベルの話です。

    歩ける足は作れましたが、高度3000m以上の環境では同じような動きが全く出せませんでした。すぐに心拍数が上がってしまい思うように足が進みません。

    累積標高は『累積』であって、何度も上り下りする中で心肺疲労もありますが、下りでは回復もあります。

    ひたすら2300mを登り続けるトレーニング実績は昨年富士山に登ったときのみでした。

    今回はじめに登った御殿場ルートはトレイルランナー、健脚者の方が数多く登っています。

    普通の登山者風の方に抜かされることはなかったですが、トレランの方にはバンバン抜かされ、こうも違うのかと差を痛感しました。

    7-8合目付近で1人軽装な登山者が下から上がってくるのが見えました。その人の歩きを見ていると足場が滑る砂利砂も淡々と登ってきます。抜かされる時に後ろからついて行きました。同じように小幅で登っていますが、少しずつ離されて行きます。足の回転力の差です。僕も必死で足を回していましたが、僕の3歩の間に相手は4歩目の足が出てました。

    3000mを超えた先は上から風が本当に強く突風が前から吹いてくる、それと無数の小石が飛んでくるような状態で、特に強い風が吹く時は耐風姿勢をとって小休止していましたが、その人は一切歩みを止めませんでした。スピードこそ少し落ちてはいましたが、強風、小石に負けることなく淡々と歩き続けてます。

    それは僕にはないフィジカルと精神力でした。風が吹いてても少し前傾になれば耐風できますし、風を受けても足を出せば前に進めます。僕は強い風がおさまってから歩こうとする休足時間にしてしまってたのです。

    昨日の僕が真似をして同じ事をしても苦しくてバテてしまうのでできませんでしたが、これができなければ4ルート制覇はできないと思います。

    3、富士山を理解していない

    これもまた致命的な甘さでした。

    御御殿場ルートの歩きにくさ、長さは知っていましたが、なぜか他のルートの登山道の状況(どの地点が岩場でとか、どこまでが砂利のエリアだとか)、吉田ルートの下山に関しては五合目登山口もスバルラインの五合目にするのか、吉田ルートの本五合目にするのか現地で初めて向き合った状況でした。

    須走ルートに関しても、二番目に標高が高い位置にある、スタートは樹林帯。それしか調べていませんでした。

    諦めるきっかけとなった『暗闇の中での行動』の怖さも、どういう場所か、道か、そこに何があるのか、そういうことを理解していれば不安というのはかなり軽減されます。知らない敵に挑むのは僕には負担が大きかったのです。

    前述した『富士山の標高』についても、理解できていなかった、甘く見ていたことのひとつで、3000mより上で自分がどれだけの動きができるのか、なぜかちょっとスピードが落ちるくらいの気持ちでしかいませんでした。(そんなわけないのに)

    歩行速度、怖さに影響したのが『風』でした。前回はじめて登った時は静まりかえった静かな富士山で、稜線上だけ風がつよいなというイメージをうえつけてしまっていました。御殿場口、吉田ルートともに六合目より上は、風が風を切っているような音もすごく、小屋の方も「今日は風が本当に強いね」とおっしゃってました。

    しかし、僕が相手にしたのはその富士山であり、強風、雷雨、天候変化、温度の変化、多様に表情を変えることはあたりまえのことでした。絶対やると決めていたので天気予報で晴れればやる。雨なら延期。開山している期間が短いので雨以外はやらないとチャンスがなくなるとだけかんがえてました。

    多分これは間違ってなく、晴天なら実行します。ただ明るいうちに速い速度で安全な場所まで進める。これが条件だと思いました。

    4、見えない

    見えないというのが本当に怖いのです。

    夜でも登りは目の前を一歩一歩上を見て歩くので暗くても問題ありませんでしたが、下りではヘッドライトを下にむけるのですが、ガスが光を反射してしまいぼやけて見えてしまいます。仕方なく片手に持ち足元を照らすように降りました。しかし片手がつかえないということが怖さにつながります。

    稜線、富士山のお鉢まわりは、登山道を遥かに凌ぐ突風、西側からの風が体を叩きつけるように吹いてきました。まっすぐ立つとよろけてしまい2度転びそうになったので屈みながら耐風姿勢で進みました。お鉢まわりガスがかかっており5m先が見えません。ヘッドライトも反射して見えません。ただ風でガスは常に動いていたので、見える数秒を風を遮る岩に体を押し付けながら次の数メートル先までの道筋をたてるということを繰り返して進みました。日中御殿場ルート頂上から吉田ルート側に向かうお鉢まわりの時に、細い場所を何ヶ所か通過した記憶があり、そこで吹き飛ばされたらマジ終わる。その恐怖があったので慎重に慎重になりました。思い返しても必死に次の一歩だけを考えてました。

    吉田ルート頂上の小屋トイレに沢山の外国の方が寝ていましたが、夜が明ける時の寒さに耐えられず、こんなところで待機してたら自然と体温が低下すると思ったので前に進みました。誰もあの時間帯に歩いている人はいませんでした。

    暗闇のガスがかかって見えない状況、飛ばされるレベルの強風時は通過を避けた方がいい。心身ともに疲れるだけです。明るくなる時間を見越し頂上をめざすのがベストではと考えてます。

    ライトについてですが、予備として2個のヘッドライトを持って行きましたが、メインにしているライトが点の光量が強く広い範囲を照らしません。予備のライトの方がよっぽど見やすかったです。ただどちらも200ルーメン程度の光量しかないので、もっとしっかりと明るいライトを模索します。ついでにウエストにつけれるライトも探そうと思います。

    5、タイムスケジュール

    何時までどこにいる。このスケジューリングが重要です。今回は安易に途中でルート変更をしてしまったことも断念する理由になっています。

    実際現場でどのような環境、体調になるかわからないのですが、何パターンかの方法を用意しておくことが 重要と考えます。

    今考えているのは、

    1日目  

    御殿場ルート、富士宮ルート、吉田ルートの下山から登り返して8合目あたり、

    2日目

    残りの吉田ルート、須走ルート、剣ヶ峰、御殿場ルート(GOAL)

    まだよく理解していないのですが、大砂走りは2度と通りたくないと思っています。靴の中が大変なことになりました。須走ルートはまだ一度も行ったことがないので、事前調査に近々行ってきます。

    最低でも初日で、2ルート半、できれば3ルート終わらせることができなければ気力的にもたない自分がいます。(朝になって後2回も上り下りするのかよ。に耐えられない習性です。)

    6、ウェア

    これはかなり厳然していったので、ほぼ快適に過ごせたと思います。うっかり手袋を忘れてしまったので夜の稜線がキツかったですが。

    トレーニング時もずっと機能性タイツを履いていますが、これをテーピングにして、ウールタイツに変えたいと考えていますが、自分のテーピングを信じていないので、中々実行にうつせません。

    天候の変化を心配し、中の着替えを持って行きましたが使用しませんでした。

    7、動画

    GOPROをまわしていましたが、やっぱり邪魔です。記録していきたい気持ちもあるけれど、思い出を残したいけれど、歩くことに集中すればもう少し早くなる気がします。

    撮ってたって余裕の体力があればいいだけなので、これは頑張る方向でいきます。

    8、休息

    仕事が終わって家帰って、色々やって1時間仮眠して、3時に現地に着いて出発しました。

    これはやっぱりエネルギーが持たない気がします。大抵ひとつの山を登るくらいは、どうしても仕事終わりに行くしか時間がとれないのでこのパターンで登っていますが、このレベルの挑戦はしっかり休んで挑みたいというのが本音です。

    今回はじめてカーボローディングというのをやってみましたが、かなり効果があったと思います。いつも行動食をあまり受け付けないので、1ルートごとにあたたかいご飯でしっかりカロリー補給できればより歩きやすくなると思っています。

    ちなみに今回の食事は、日曜の夜にパスタ二杯、スタート前にウイダーイン200kal、アミノバイタル100kal、御殿場ルートでカレー大盛り、小さいチョコパン一個、梅塩あめ4個、アミノバイタルBCAA顆粒×4本 水分使用量2.5L です。

    これは行動中もっと食べなきゃダメなので、考えます。


    色々なことに向き合えたことで挑戦してよかったし、また負けてしまった事もよかったという気持ちになっています。

    負けても、またやりたい、挑戦したい、そう思えるから本当に好きなんだと思います。

    誰かのためとか、失敗したらどうしようとか、そんなこと考えずに一歩一歩と純粋に向き合って最後は笑って終わりたいです。

    明日も、未来も、生きていくということは、きっとそんなことの連続だと思います。

    がんばれ。がんばれ。

    がんばれ!

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