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人工知能

Clover Beauty Blog

人工知能

【 人工知能 】
Artificial Intelligence

通称 AI(エーアイ)

様々な分野でデジタル化は進む昨今、ほとんどの方はその恩恵を受け便利な日常、効率を実感していると思います。

そんな身近なデジタル機器といえばスマートフォン。ほとんどの方が誰よりも一緒にいるかけがえのないパートナーになっているのではないでしょうか。


今日はデジタルのその先、人工知能の話。
別に対して深掘りする訳ではないんですが、「これはすごいわ…」と進化に驚きと感動、これからくる人間社会での影響をヒシヒシと感じたのでブログにアップすることにしました。

昨年発表された『 Chat GPT 』、こちらの指定した言葉を入力すれば、様々なデータベースから文章を書いたり、プログラミン言語を書き出したり、色んな情報を集めて指示した論文的なことをまとめたりと本当にすごいものが出来たもんだと感心しきりでした。

今回紹介するのはグラフィックソフト 世界シェアトップのAdobe(アドビ)が作り出した生成AI 『Firefly』です。

デザインの世界に繋がりがない職種の方はAdobeの名前も聞いたことがないかもしれませんが、世の中の本当んどの映画、デザインはこの会社のソフトから作られ生まれています。
僕も20年くらい前から使用していますが、常に革新的な進化を続けているすごいソフトです。
今や当たり前となった拡張子『PDF』を作った会社だといえばみなさん親近感が湧くのではないでしょうか。
余談ですが、PDFも今やあたり前のデータになりましたが、それまでのデータのやり取りはワードならワード、エクセルはエクセルみたいにそれぞれのデータでのやり取りしかできず難儀した時代がありましたねぇ。いやいや本当に便利になりました。

ではFireflyの説明を

ChatGPTが言葉、言語主体での生成AIとするならば、AdobeのFireflyはデジタル画像、映像の生成AIだということ

画像の中に不必要な被写体を消したり、綺麗に切り抜いたり、今まで緻密で地味な作業は劇的に楽になりました。

それが進化したAIでは修正や補正というサポート的要素から『生成』するということができるようになったのです。

『生成』するとは生み出すことです

『テキストから画像を生成する』

僕が感動したその実力を早速試してみましょう❣️


これがAdobe Fireflyのブラウザトップページになります。

そして真ん中にあるバーが自分が想像する景色や物、人、なんでも想像するものをテキストとして書き込む場所です

ちょうどお店のPOPを作るタイミングで、夏の山の景色がほしいなぁ。と思い自分で撮ってきた写真を物色していましたが、こんな時こそ生成AI様の出番です

『夏の暑い日 苦労して登った山頂から眺める雄大な景色』

これで生成ボタンをポッチっとなー!





待つこと数秒

どうですか!コレ‼️

どこの山かも分かりませんよ。権利もないもない(権利はAdobeにあるのかもしれない)空想の作られた全く新しい山の景色が誕生したのです!

これは写真バージョンで生成しましたが、同じワードでイラスト生成してみましょう

こういうことですよ。

こんな絵描けない…まして10秒じゃ絶対描けない…


ワードひとつで違う絵が生まれてくるので、より詳細でイメージをワード化すればどんどん精巧な絵に繋がると思います


ちなみに今お店に貼ってあるクールシャンプーのポスター


テーマは夏のイメージ

必要な素材は、シャンプーの香りに使われている、ローズヒップ、ハイビスカス、レモン、ローズマリー、グレープフルーツ、ペパーミント

これらをワード化します

『上記の素材にプラスして、夏の海 明るい写真』でポッチっとなで
上がイラスト、下が写真バージョン

これマジ本当すごくないっすか⁉️

この写真撮るの大変ですよ。全部の素材揃えてカットして浮かべてライティングしてって、それだけでもすごいお金かかるし時間もかかる。ネットで探そうにもこんなピンポイント素材の写真なんてある訳ない。メーカーが作った冊子をもらうのが精一杯になるところをボタンひとつでゲットできちゃうんですよ!


その中から気に入った写真をゲットして文字をレイアウトして、クローバーのロゴを嵌め込んで完成ですよ。イメージの構想時間は前から考えてはいたものの制作時間20分程度ですよ。これ。

ものすごい時短ですよ

ちなみにもうひとつ

毎年恒例の『エベレストシャンプー』のPOPをちょっと作り変えてみます

『エベレストに挑む 孤高の登山家』でポチり

すごくないっすか?頭に描いた雰囲気にめっちゃ近いわ

そう。この『頭に描いたイメージに近い』。ここまでがAIの仕事でいいんです。そのあとはPhotoshopなどのソフトで配色を変えたり、全体の色を変えたりと微調整をすればいいんです。

そこにスタンプっぽい文字を作って貼って、タイトルを作って、ロゴを貼っとけば完成です。


『いつもの作業を楽にする』

これが今、人間の社会に必要なデジタルやAIとの共存なのかなと考えています。

今まで以上の生産性、スピードを求められる昨今、色んな分野で顧客のニーズも細かく求められるようになっています。昔ながらの技術修行だけではとても習得に間に合わないのが現実です。求めるところが同じであれば近道があるならそちらを選ぶのもいいと思います。
昔は『目で盗む』『見て覚える』が当たり前の技術職。それもいいと思います。そこに指導者側の『教え方、伝え方を学ぶ』という姿勢が入ったことで双方の向上が生まれました。
教えるというのは本当に難しく、そして自分の口から発した言葉には責任が乗せられます。その子がそれを理解し表現できてはじめて『教える』が全うでき双方が理解できたといえます。

クローバーでも10年前からiPadを導入し、お客様のヘアスタイルを写真で保存するようにしました。これにはちょっと思いが強いんですが。
それで何ができるのか?『次回来店時に同じヘアスタイルのカットがわかりやすい』、それもひとつとても大事なんですが、『スタッフ同士での技術の共有』が格段にレベルアップするのです。

以前はペーパーのカルテに全て手書きで書いていました。
例として『耳スッキリ、襟足自然、前髪眉毛くらい、全体梳き多め、サイド膨らみやすいのグラデーション』みたいな感じで

耳スッキリ。この言葉ひとつで耳まわりをスッキリ出すんだろうなというのはわかります。しかしカットラインはどうでしょう?髪がスゴい寝る人ならおさまりますが、耳上のカットラインひとつでサイドのシルエットは大きく変わります。カドをしっかり削るようにおさめたのか、上の長さを残して重さで抑えたのかなどなど。いくつもの?が浮かんできます。3週間前にカットした毛ならなんとなく想像できますが、一月半たっているとその数ミリは僕にはわかりません。

すごく覚えている一件があります。いつも店長がやっていたお客さんを不在のためカットしました。耳スッキリ。と書いてあったので刈上ないようにどうにかおさめようとしますがどうにも毛がたって膨らむためシルエットが膨らみます。なんだか不完全燃焼で双方納得のいかないカットをしたのを覚えてます。

後日店長がカットしているのを見てたら、普通に刈り上げてました。ナメてんのか!と思いましたが、『厚めに刈上て寝かして抑えたときに耳がスッキリ出てるように見える』カットなのです。もちろんこの技法も使いますが、カルテにそこまで書かないと伝わらないんです。いつも見てればわかる。という人もいるかもしれないが、いつも見てるほど時間もなければ記憶力もないんです。ひとつの頭のカットをするということは、細かな技術を体系化したものになります。それが頭、髪質、人それぞれ違うのです。さらに同じお店で修行した人間であってもやはり細かなメソッド考え方は違います。ただゴールさえわかっていれば違うアプローチで辿り着けます。

この課題は店長と僕との話だけではなく、技術教育や提供技術の中でずっとついてまわる問題では困ると思い、議論しiPadを導入してくれという流れになったのです。
今は昭和のようにみんなが73や角刈の時代じゃない。一人ひとりに細かな要望、要求がある時代です。とても記憶だけでは対応が難しく、より正確な記録が重要な時代です。


このiPadを使ったデジタルカルテを導入しようとした10数年前、同業の仲間にこの話をしたことがありました。
「後ろから見て指導する」とか、「大体のイメージで作ってる」とか、「あえてそれぞれの個性でカットしてる」とかそんな意見をもらいましたが、同調はいませんでした。よく覚えてます。

理容室、クローバーを利用されているお客様は男性がほとんどです。僕は「いつもと同じで」という簡単な言葉だけで、いつものようになることが安心という価値感でご来店いただけていると認識しています。その再現性を今まで以上に上げるには写真しかないと思ったのです。これは10年経った今もより進化した形で活用を続けていて間違っていなかった選択だと思います。


もっと細かなデータを活用し、利益、顧客満足を生んでいる会社も沢山あると思いますが、うちのデジタルはWEB予約と電子カルテくらいなもんですけどね笑

世の中のすごいとこの情報が当たり前のように目に入る時代だから陳腐に見えるかもしれませんが、クローバーなりに一生懸命やってますんで優しい目で見てやってください笑


AIの話したいだけだったのに仕事に対する熱意を書いてしまいました。遊んでばっかに見えるかもしれませんが、それなりにやってるとこあります笑



ちなみにお遊びで試した画像
『ひとりで戦う侍 水墨画』

↓は『ひとりで沢山の敵と戦う侍 水墨画 白黒』

こんな絵描けないよ。描けないけど秒でできちゃったよ。すごいよアンタ。まじでスゴい。

そう思う人がほとんどだと思います

みんな絵心がある訳じゃない。
みんなが細部までこだわってる訳じゃない。

トップレベルのデザイナー、抽象性の高い絵、想像を超えたデザインや緻密なデザイン、思い通りの絵

こういうものを求める場合はまだまだ向かないと思います。(もっと正確なワード入れればできるのかもしれないけど)

今回、これでPOPを作ってみて得られたものは『スピード』と『AIの感動』です。一枚のPOPを作って自分の作品だという感情や愛情は一切なくなりました。

ChatGPTでお客様への返信メールなど丁寧な言葉で文章をつくる際は何度かやった時もまぁうまいこと作るもんだと思いました。

ただ、そこにも感情が無くなったのですぐに使わなくなりました。
お客様のWEB予約などで予約が満席でお断りする際に送る定型分的な使い方での使用でしたが、自分で考えて言葉を作ってないので「ごめんなさい」の感情がすごく弱くなってしまいました。


AIが作ったものは自分の手で作ったものじゃない。もう一人の優秀なアシスタントと一緒に作成したものという感じ方ですかね〜。

まぁ、とてもありがたい機能ですね…


便利便利♪


おわり

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