2023-5-25
- 山の向こう 〜近江路編〜
いつもそこにある建物や風景、その景色はその人にとってあたりまえの景色で、気にもしない景色。
僕の実家の部屋から見れる景色。
目の前には余呉川が流れていて、その奥には集落があり、低い山に囲まれている。その奥には琵琶湖があるんだろうな。漠然とそんな風に思っていただけで、その景色が見たいなんて考えたこともなかった。
昔はあたりまえだった風景も、山を登るようになって「あそこは歩けるんじゃないか?」と思うようになり、いつかひとりで帰省した時に行ってみようと。
山の地形図を見ていると湖畔沿いに神社があると書いてある。
どうしても見たい。それは僕の好奇心をものすごく動かすもので、今の今まで聞いたこともないところだった。
賤ヶ岳から歩き出し、よく整備されたトレイルを歩くこと1時間。
看板も何もない分岐だけど地形図には道がある。よく見るとキレイじゃないけど葉っぱに埋もれた道もあった。そんな道を駆け下りると琵琶湖にでた。
琵琶湖の水が浸みているのか、足元の悪い路面を湖に沿って倒木を避けながら歩くと鳥居が見える。
『有漏神社』(うろう神社)
風で揺れる林の音、打ち寄せる静かな波の音、木々の隙間を縫うように射し込む光の中でひっそりとそこにある姿はとても神々しい。
手を合わせて少しの間ボーッと辺りを見てた。
そのまま尾根を登りもう6kmほど稜線を歩き山本山へ、合計2時間半ほどの山歩き。
家に帰って今日のルートを振り返る。
地図にあった『赤尾城』は標識も何もなかったこと。
神社があった場所は『阿曽津千軒』という集落地が存在したこと。
自分が生活していた風景を山から見て、とてもキレイだと思ったこと。
山から琵琶湖に陽が傾く景色が見れたこと。
やっぱり琵琶湖はキレイで、湖北という場所は本当にいい場所だと思ったこと。少しの『知りたい』があたりまえの景色に彩りをつけたり、色んな知りたいをプラスする。
あぁ、今日もいい山歩きだった…
はじめて関西に観光に行かれる方。ぜひ京都に行ってください。
アクセスもよく、観光インフラが整ってるので楽しめます。
何度か関西に行かれている方は、ぜひとも滋賀に遊びにきてください。
電車とバスでも楽しめますが、車があると沢山の素晴らしい風景と歴史に触れることができます。
「京都?昔は行ったけどね。僕はもっぱら滋賀かな。」これが言えるようになれば相当な旅人になった証です。笑
お客様でも滋賀に行ったことある方はホントに良かったとか、想像より見るとこがいっぱいあって時間が足りなかったとか言っていただき嬉しかったです。
ぜひとも皆様、いつか滋賀を楽しんでくださいませ。
個人ブログに書きましたが、なんか『滋賀』に行ってほしい欲が盛り上がってきたのでクローバーブログにあげました笑😆