2021-10-1
- 自分の弱さを知った情けない登山
皆さんお久しぶりです。クローバー木幡です!!
ほんとコロナ禍だとこんなにもブログが停止してしまうのですね…まぁいつもの話ですね(笑)
今回はなかなかコロナのことも天気のことも色々と気にしてたらアルプス登山に全然行けてなかったので久々に北アルプスにテント泊装備で行って参りました。
No limit 木幡「4ヶ月の間トレーニングも登山もいっさいやらずにきたけどまぁいつも通りなんとかなるっしょ〜あぁ〜でもこれから登るのか〜あぁーあ、寝たいな〜」
そんな軽い感じで駐車場に車を止めた。いつものように日曜日の仕事終わりに寝ないで出発するのでコンディションは毎回最高ではないのですが今回は疲れが尋常じゃない(>_<) 眠いしダルいし、むしろ駐車場でこのまましっかり睡眠とって温泉でも入って帰ろうかな〜って思うくらい…前までそんなこと思わなかったのに…
しかしここ新穂高まで4時間くらいかけてやってきたのだから寝るわけにはいかない!
無理矢理に体を起こして重い荷物をヨッコラショと背負うとソロリソロリと歩き始めた。
No limit木幡「天気はいいな〜久々だからめっちゃ気持ちいいや〜フォーウ!」(笑)
やっぱり普段の生活でも山を見ると心が落ち着くし登ったらどんな風景が見えるんだろう?とか想像してしまう。やっぱりいざ山に入ると眠さとかダルさはなくなり晴々とした気分に変わった!
その後は平坦な道を急ぎめで歩いてみる、いつも通りの流れだ。
急になんだか風が強く機械音がしてきた
ここで荷物をヘリに繋げて上の山小屋まで運ぶ前の様子だった!なんだか新鮮な光景で少しウキウキしてきた(^∇^)
その後もひたすら長い真っ直ぐな道をひたすら進んでいくと
ブゥーーーーーーーーン!
ブーーーーーーー…
おぉー!と心の中で思ったのは一瞬でそのあとも何度もヘリが小屋を行ったり来たりしてる様を何度も見せられた。
No limit木幡「ヘリコプターっていいな〜超楽して数分で山小屋まで行けちゃうし、あぁ〜ドラえもん!タケコプター俺にくれや」
この時点で疲れのせいかやる気が徐々になくなっていた。というか足が若干痛いし帰れってことかな〜なんて言い訳を考えてる自分がそこにいた(笑)
その後は登山道っぽくなってきて一気に心拍数があがり呼吸も荒くなって大汗をかきはじめた。でもこれはいつものことで少し登っていると体が山モードにスイッチが切り替えられる!少しの辛抱だ!
しかし…いくら登ってもひたすら体がしんどい(°_°)
こんなことは今までなかった、むしろ挨拶しながら登ってる人を追い抜かすのが木幡流だ!!こんなはずじゃないと自分に言い聞かせて無理矢理に無心で上り続けてる!
そしてその時はやってきた…10歩進んで立ち止まるを繰り返す。頭が痛いし気持ち悪い、おまけに足の一歩一歩がめっちゃ重く感じる
早すぎる高山病の始まりだ。
いつもはこんな早めに症状は来ないし、頂上までは気力を保てる!おまけに足にもダメージが来てるなんて問題外だ∑(゚Д゚)
それでもなんとか一歩一歩、苦しみと痛さの両方と戦いながら一つ目のチェックポイント鏡平山荘を目指してひたすら進んでいった。いつも以上の休憩と整っていない呼吸。痛みが増してくる足。もうこの時点で原因は明確になっていた。
やっとの思いで鏡平山荘に着いた
1日目の目的地はここより2時間くらい先の双六小屋なのですがもう木幡の気力は完全になくなりむしろここから帰れるのか心配になるほどの疲労感だった(´ー`)
結局ここから先はこの体力では進めないと判断して下山を決断した。悔しいが仕方ない…
ここの鏡平は有名な池があり、槍ヶ岳が池に映る逆さ槍を見ることができる!ここも一度は見てみたかった場所だったのでとりあえず見れてよかったけど山頂へ行かなくては何も達成されてない。人それぞれ山に登る意味が違うと思う、僕は山頂が全てで山頂こそが来た意味であり山頂で自撮りをして(笑)目標が達成される!そのくらい山頂へのこだわりは強い方だと思う。
下山をしながら今回の反省会を心の中で開催した。
その結果は一つしかない!登ってる最中から確信していた。
自分の体力のなさだ!それしかない
これまでは20代の若さで意外となんとかなっていた、しかし仕事は車通勤になり休日の移動手段はコロナだし電車移動はやめて車で出かけよっと〜)^o^( そう歩くことがかなり減っていた。心のどこかで歩くのが面倒だっていうクソみたいな考えになっていた。
「自分の体力を過信しちゃだめだよ」
前に登山で膝を悪くして先生に言われた言葉である。まさにこの言葉が下山しながら胸に突き刺さった!
何もせずにいたら体力も筋力も落ちていくんだということを改めて実感しました。それは本当に今までで一番感じた瞬間でした(;_;) もう明日で自分は29歳になります。30歳という人生の分岐点の前に自分の体と見つめ合う機会に出会えて今ではよかったんだと前向きに考えるようになりました!
その日は山から帰って足をアイシングして休ませてから翌日から徐々にトレーニングに励むようになりました!そんなハードな運動ではありませんが日々の積み重ねでこれからの日常生活はもちろん登山も何十年後には大きな差が生まれるんだと思いました!
これから歳を重ねても健康で元気な理容師そしてNo limit木幡でいられるように体力作りと健康管理にも気をつけていきたいと思います!!
なによりも健康が一番ですね(^o^)
そしていつか登ってやる! 待ってろ双六岳!