2019-9-6
- 初のソロテント泊!!in北アルプス
みまさんこんにちは! クローバーの木幡です(°▽°)
夏の終わり 夕焼けに染まる空
ひぐらしの声が聞こえる なんだか寂しいな
少年の頃の思い出 笑いあったあの帰り道
今も昔も変わらないさ 黄昏の空が僕に語りかける
ついつい詩を書いてしまいたくなる時期ですw タイトルは「夏、黄昏」にしておきます。なんだかこの調子で曲にしたくなりましたが一旦ストップして本題に入ります!
今週の二日間のお休みで初のテント泊登山に行ってきました( ´ ▽ ` ) 今までずっと憧れてたのですが道具を一気に買うとかなりの出費になってしまうためゆっくーり地道に買い足してきましたw そしてようやく全てなんとか揃いました!!
テン泊デビューに決めた場所は長野県の北アルプス涸沢カールです! 本当ならその上の北穂高と奥穂高を縦走する予定でしたが時間と天気の関係で今回は断念しました。 ※そして雨が降っていたためあまり写真を撮れてませんw
それでは上高地の登山口から出発です! ここから本格的な登りまでダラダラと11キロ歩きますw
テクテクと歩いてやっと横尾という本格的な登りの手前まで来ました! ここから登りまくってやっと涸沢カールに到着です(^^) テン泊装備の20キロ超えを背負いながらなのでかなり疲れました(笑)小屋泊であろう荷物の人に負けてたまるかとよくわからないプライドを握りしめて …でも笑顔は忘れずに「こんちわー」といいながら抜かしまくりました。
やっとたどり着いた涸沢カール…ところがガスってて奥穂高が見えない(*_*) そして雨と風で気温が下がり、めちゃくちゃ寒い。 次第に高山病が襲ってきて吐き気がしてきた…あぁ〜またなんでこんなとこ来てしまったのか、どこでもドアがあったらすぐに家に帰って布団で寝たい。
そんな時、イカをバーナーで焼いてるおじさんが近寄ってきて「イカの丸焼き、俺1人じゃ食いきれねぇから手伝ってくれねぇか?」と言ってきた。 疲れと吐き気のある中、木幡の心「おぃ、イカかよ〜なんで山でイカ焼いてんだよ〜余るならイカ半分持ってくればいいじゃん」 と思いつつ、断れない性格なので必死の笑顔で「いいんですか!! じゃあいただきます!」と言ったら僕の前にイカ半分がやってきた、しかもマヨと七味唐辛子付きだ。
なんで食欲もまったくない時にイカを食べなくちゃいけないんだ。本気で断ればよかったと後悔してももう遅い、おじさんは僕が食べるタイミングをうかがっている。しょうがない食べるか…モグモグ
あれ、うまいぞ… 噛むたびに広がるイカの旨味! これは食べれるかもしれない! 「おじさん!これ美味いっすね」と心から伝えた。 おじさん「日本海産だ!食べてくれてありがとな」と言われてしっかりお礼を伝えました。
それから徐々に動けるようになったのですがテントを設営する余裕がなく、すぐには高山に順応できず気持ち悪さは残ってました。 続く雨と風に気温は低いまま、小屋のなかでひとまず待機して山で出会った千鳥の大悟似の人とアンガールズ田中似の人とで色んな話をしながら休みつつ天気の状況を探ってました。 そろそろ諦めようかな〜と考え始めた時に千鳥の大悟が小屋に入ってきて…
「雨はだいぶ弱まってきましたよ!! テント設営、今がチャンスじゃないっすか!!」と外の状況を伝えてくれた!
千鳥の大悟に感謝をつげてテント場へ急いで行った! さて受付するかと思った瞬間、ザァーーー雨だ…一刻も早く寝たいのにまた立ち往生だ。 仕方なく凍えるほど寒い中テント設営受付専用の掘建て小屋の屋根で雨宿りをしてると小屋の中から受付の若い大学生くらいのバイトが出てきた。
若いバイト「テント泊ですか?待ち合わせですか?」と言われて僕「テント泊なのですが天気の状況を見てます」 若いバイト「テント泊の受付もう終わるんで早めで」と冷たい態度でさっと小屋に入って行った。
優しい言葉を期待していた。あぁ〜と落ち込んでると同時に徐々に若いバイトへの怒りがやってくる。
あんな若僧に負けてられるか! 僕は大雨の中、受付の小屋へ入り「テン泊で!!」 とちょっとベテラン感を無理矢理だしてドヤ顔で言ってやった。手が震えて受付シートがなかなか書けなかった(笑)
テント場に着いて雨に打たれながら早々と設営をなんとか済ませて、ダイブする勢いでテントシートへ身を投げ出し秒で睡眠に入る。目が覚めた頃にはかなり体調が良くなっていてボーっと外を見てると雨も風も弱まってきてあっという間に夕方から夜へと時間が移っていくのが山では新鮮な光景に思えた。
いつも山で一泊の時は小屋泊なのでここからは全てが新鮮! 寝る時も山を体で感じることができるなんて最高すぎる!! ふと空を見上げてみると…あぁ
星だーーー!!!テンションが上がりました( ゚д゚) どれほど見ていても飽きない夜空でした。 色々あったけど頑張ってテント設営してよかった〜と思いました。
翌日は奥穂高の予定でしたが時間の都合で上高地にピストンで下山しました!下山中はアンガールズ田中と何度も会って初のテント泊出来たことを祝福してくれました! 今回は北アルプスの有名どころっていうこともあって人がたくさんいました。そのおかげでイカ丸焼きのおじさん、千鳥の大悟、アンガールズ田中、と山で会えたことにも感謝です(^^)
まだまだ未熟な登山家ですがテント泊のスキルを少しづつ磨いて大自然の素晴らしさを色んな人に伝えていけるようになりたいなと思いました! ぜひ上高地でしたら誰でも歩ける場所なのでおすすめですよ!! ありがとうございました。